決算の要点(2025年3月期)【1000文字以内】
セントケア・ホールディングスの2025年3月期連結決算は、**売上高562億円(前期比4.1%増)**と増収ながら、営業利益24億円(同19.9%減)、経常利益24億円(同21.9%減)、**純利益15億円(同25.8%減)**と大幅な減益となりました。
背景には、採用難による人材コストの増加や外注派遣費・広告費などの経費増、さらに新規開設やM&Aによる先行投資負担が利益を圧迫したことが挙げられます。また、看護小規模多機能や訪問看護など医療ニーズの高い分野では増収増益を確保した一方で、訪問介護やデイサービス、グループホームなど既存サービスでは減益が目立ちました。
なお、M&Aにより新たに17拠点(訪問介護やグループホームなど)を取得しましたが、短期的には利益を押し下げる要因となっています。
配当については、1株あたり**30円(前期比+5円)**とし、配当性向49.7%と大きく引き上げられました。次期は31円の配当を予定しています。
次期の見通し(2026年3月期)【500文字以内】
2026年3月期の業績予想は、**売上高585億円(前期比4.1%増)**と増収を維持する一方、営業利益21億円(同15.1%減)、**純利益13億円(同10.2%減)**と、引き続き利益面は厳しい見通しです。
主因としては、ICT基盤刷新によるシステム投資(生成AI技術の活用含む)、新規拠点立ち上げに伴う費用、さらには待遇改善や人材確保のためのコスト増などが見込まれています。
短期的には「新規開設支援部」「M&A推進室」の設置によって収益性の早期改善を目指し、長期的にはデジタル化・連携強化・コミュニティNo.1戦略の質向上による収益体質の改善に取り組む方針です。
配当方針
同社は「連結配当性向40%以上」を基本方針としており、2025年3月期は30円(前期比+5円)、2026年3月期は31円を予定しています。
セントケア・ホールディングスの強みと弱み
強み
- 訪問看護や看護小規模多機能など医療と連携した在宅介護に強み
- 積極的なM&A戦略で事業エリアを拡大中
- 自己資本比率55.1%、財務体質が安定
弱み
- 訪問介護など既存サービスの回復遅れ
- 労働集約型産業のため、人材不足とコスト増の影響が大きい
- 投資負担先行で利益成長が鈍化
| 項目 | 2024年3月期(前期) | 2025年3月期(今期) | 2026年3月期(予想) |
|---|---|---|---|
| 売上高(百万円) | 54,057 | 56,298 | 58,588 |
| 営業利益(百万円) | 3,034 | 2,429 | 2,061 |
| 経常利益(百万円) | 3,155 | 2,465 | 2,026 |
| 当期純利益(百万円) | 2,005 | 1,487 | 1,336 |
| 1株当たり配当金(円) | 25.0 | 30.0 | 31.0 |
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なかなか利益面では厳しい状況ですね。配当は増配が予定されており、hold継続。

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