臨床業務に追われてなかなか株価を見るのは難しいという人は多いのではないでしょうか?
テレビではWealthnaviなど自動で運用してくれるロボアドバイザーの広告もよく目にします。
実際のところどうなのか、私自身のロボアドバイザーの運用成果を共有しつつ、解説していきます。
ロボアドバイザーって何?
ロボアドバイザーとは、AI(人工知能)を活用して、その人に合った投資診断や投資アドバイス、運用などを行うサービスです。各社のロボアドバイザーによって最低投資金額も異なり、100円から始めることもできる個人に利用しやすいサービスとなっています。
日本FP協会
ロボアドバイザーには、投資家に対して最適な資産配分などについて助言だけを行う「アドバイス型」と、運用も含めてすべて任せることができる「投資一任型」の2種類があります。
インターネット取引の普及によりスマートフォン1台で口座開設ができ、資産運用が手軽に始められるようになりましたが、投資初心者にとっては投資先の選定や見直しの判断が難しいこともあり、手間をかけずに資産運用を始めることができるロボアドバイザーを利用する人が増えています。
有名なロボアドバイザーは投資一任型がほとんどであり、投資家はお金を入れるだけで全自動で運用してくれるものがほとんどです。
ロボアドバイザーにはどんな種類がある?
| サービス名 | 提供会社 | 最低投資額 | 手数料 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| WealthNavi(ウェルスナビ) | WealthNavi株式会社 | 1万円〜 | 預かり資産の1.1%(年率) | 長期・積立・分散投資。税金自動最適化(DeTAX)機能あり |
| THEO(テオ) | 株式会社お金のデザイン | 1万円〜 | 1.1%(年率) ※50万円以上で0.715%まで割引 |
グローバル分散投資。年齢・ライフスタイルに応じた設計 |
| 楽ラップ | 楽天証券 | 1万円〜 | 固定報酬型:約0.99%〜 成功報酬型あり |
質問に答えて最適なプランを提案。楽天ポイント利用可 |
| SBIラップ | SBI証券 | 1万円〜 | 年率0.66〜1.10% | 資産配分をAIが継続的に調整。SBI証券と連携しやすい |
| マネックスアドバイザー | マネックス証券 | 1万円〜 | 年率0.495%〜 | 米国ETF中心。低コストで長期運用 |
| FOLIO ROBO PRO | 株式会社FOLIO | 1万円〜 | 年率1.1% | AIが経済データを分析して動的に資産配分を調整 |
これら以外にも多様なロボアドバイザーがあります。
総じて言えることは、手数料が年率1%前後と高めであることです。
ロボアドバイザーの選び方
運用方針の違い
- インデックス中心(WealthNavi、THEO など)
- AIによる戦略的運用(ROBO PRO など)
手数料水準
- 長期運用では0.5〜1.0%の差がリターンに影響大
最低投資額
- 初心者は「1万円から始められる」サービスが安心
その他機能
- 自動税金最適化(WealthNavi)
- 楽天ポイント対応(楽ラップ)
実際のところは?
私自身が利用しているのは、WealthnaviとFOLIO ROBO PROです。
Wealthnavi

2021年9月28日に運用を開始して、円換算で+36.53%です。
同じ期間のS&P500先物を日本円換算したチャートが以下で、+82.29%でした。

比較すると、同期間であればS&P500のインデックス型投資信託(eMAXIS Slim S&P500)に投資した方が利回りは良かった計算になります。
ちなみに、Wealthnaviと設定来の運用実績が以下です。

同期間(設定来~2025年3月31日)のS&P500先物を円換算したチャートが以下です。設定時の株価を100にすると、2025年3月末時点では386.46になっている計算です。

設定来で見ても、インデックス型投資信託の方に分がありそうです。
ただ、下落局面ではWealthnaviの方が強かったりします。
直近では2024年末から4月にかけて大きな下落がありました。
その間のS&P500先物を円換算したチャートと、Wealthnaviの資産推移が以下です。


S&P500を円換算したものが24.11%下落したのに対し、Wealthnaviは16.18%しか下落していません(Wealthnaviのリスク許容度は5/5で、最もリスクを許容した運用にしています)。
FOLIO ROBO PRO
2021年10月15日に開始し、現在にかけて円換算で+32.12%となりました。

同期間の円換算したS&P500のチャートは以下で+78.5%でした。

Wealthnaviと同様にS&P500のインデックス型投資信託を購入した方がパフォーマンスは良かった計算です。
一方で、Wealthnaviと同様に2024年末から4月にかけては、S&P500を円換算したものが24.11%下落したのに対し、FOLIO ROBO PROは13.88%しか下落していません。
まとめ
・手数料が重荷になった影響か、純粋なリターンはインデックス型投資信託が良好な結果であった。
・下落局面では、ロボアドバイザーの方が下落幅は小さかった。
上記を踏まえ、インデックス型投資信託の資産変動に耐えられないような方やインデックス型投資信託を設定するのが面倒くさい方、臨床業務が忙しくて全てを丸投げしたい方にはロボアドバイザーがオススメです。
一方で、一歩踏み込んで設定してしまえばインデックス型投資信託を自身で買うのは大変なことではないので、リターンを求めるならインデックス型投資信託を買うことがオススメになります。

インデックス型投資信託の積立設定(毎月購入や毎日購入)はそれほど大変ではありません。また、積立設定ではなくても、単発で適宜購入するのもそれほど手間はかからないので、時間がある方は自身でインデックス型投資信託を購入みてはいかがでしょうか?
一度でも経験して慣れてしまえば、毎回5分くらいで購入完了します。


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