🧾 豊田通商株式会社(8015) 2025年3月期 決算まとめ
📊 決算サマリー
| 項目 | 2024年3月期 | 2025年3月期 | 前年比 | 2026年3月期予想 |
|---|---|---|---|---|
| 収益(売上高) | 10兆1,889億円 | 10兆3,096億円 | +1.2% | – |
| 営業利益 | 4,416億円 | 4,971億円 | +12.6% | – |
| 当期純利益(親会社所有者帰属) | 3,314億円 | 3,625億円 | +9.4% | 3,400億円 |
| 1株当たり利益(EPS) | 313.98円 | 343.40円 | +9.4% | 322.07円 |
| 年間配当 | 93.33円 | 105.00円 | +12円 | 110.00円 |
💡 決算の要点
豊田通商の2025年3月期連結決算は、売上高が10兆3,096億円(前年比+1.2%)、営業利益が4,971億円(同+12.6%)、親会社所有者帰属の当期純利益が3,625億円(同+9.4%)と、増収増益を達成しました。特に「メタル+」「サプライチェーン」「グリーンインフラ」「アフリカ」などの事業セグメントが好調でした。
営業利益は、売上総利益の増加と販売管理費の抑制が寄与。持分法による投資損益は減少しましたが、総じて業績は堅調でした。自己資本比率は37.2%、フリーキャッシュフローも前年比654億円増の3,880億円と、健全な財務体質を維持しています。
セグメント別では、アフリカ事業(795億円、+15.0%)、グリーンインフラ(365億円、+31.0%)、モビリティ(573億円、+2.5%)などが寄与しました。一方、資源価格下落の影響で「サーキュラーエコノミー」は減益となりました。
🔮 次期見通し
2026年3月期の業績予想では、親会社所有者帰属の当期純利益は3,400億円(前期比▲6.2%)と減益を見込んでいます。これは資源価格や持分法投資損益の悪化を織り込んだ保守的な見通しと考えられます。ただし、グローバルでの環境エネルギー分野の需要拡大や物流ネットワーク強化、デジタルソリューション事業の強化など成長戦略は継続されており、長期的な成長への期待も持たれています。
💰 配当方針
2025年3月期の年間配当は105円(前期比+12円)。2026年3月期も110円へ増配を予定しており、累進配当方針を継続しています。また、2026年度以降は自己株式取得を含む総還元性向40%以上を目指す新方針に移行します。
⚖️ 投資対象としての強みと弱み
- 強み:多角的な事業ポートフォリオとグローバル展開、環境・再生可能エネルギーへの積極投資、安定したキャッシュフローと高い配当性向
- 弱み:持分法適用会社の業績に左右されやすい、資源価格や為替等の外部要因に業績が影響されやすい

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