貯蓄型金融商品の基本
貯蓄型金融商品とは
・貯蓄型金融商品とは、預貯金のことをいい、元本が保証されていて、いつでも引き出せるのが特徴である。
利率と利回り
《利率》
・利率とは、元本に対する利息の割合をいう。
《利回り(年平均利回り)》
・利回りとは、元本に対する1年あたりの収益をいう。
・具体的には、一定期間の収益合計を1年あたりに換算し、それを当初の元本で割って計算する。
利回り(年平均利回り)=(収益合計÷預入年数)/当初の元本×100

色んな金融商品を利回りで比べることになるので、利回りは知っておいて損がないと思います。
投資元本に対して、どれくらいの利益が1年間で得られるかを表したものです。
単利と複利
・利息の計算方法には、単利と複利がある。
《単利》
・単利は、預け入れた当初の元本についてのみ利息がつく計算方法。
元利合計=元本×(1+年利率×預入期間)
《複利》
・複利は、一定期間ごとに支払われる利息も元本に含め、これを新しい元本とみなして次の利息を計算する方法。
・利息が1年に一度つくものを1年複利、半年に一度つくものを半年複利という。
1年複利:元利合計=元本×(1+年利率)^年数
半年複利:元利合計=元本×(1+年利率/2)^(年数×2)


単利と複利の違いを理解することは、資産運用を行う上で一番大切です。
単利は当初の元本のみに対して一定の利息が付くだけで、得た利息に利息が付くことはありません。
一方で複利は当初の元本に対して得た利息にも利息が付くことで資産が雪だるま式に増えていきます。
上のグラフを見ると分かるように、複利の力は偉大です。
固定金利と変動金利
《固定金利》
・預け入れた時から満期まで金利が変わらないものを固定金利という。
《変動金利》
・市場金利の変化に応じて金利が変動するものを変動金利という。
《景気と固定金利・変動金利》
・現在の金利が高く、今後の金利が低くなる(景気が悪くなる)と予想される場合には、今の高い金利で預け入れた方がお得なので、固定金利を選択した方が有利。
・また、現在の金利が低く、今後の金利が高くなる(景気が良くなる)と予想される場合には、変動金利を選択した方が有利。

今の日本のように、今後利上げ(金利上昇)が見込まれる場合は固定金利を選んで低い金利を維持した方が有利ということになります。
ただ、変動金利の方が固定金利よりも金利が低く設定されるのが一般的です。
変動金利の金利が、当初の固定金利よりも高くなる見込みがあるのであれば、固定金利が有利ということになります(金利が少ししか上がらないのであれば、利上げ局面でも変動金利の方が有利ということがあり得ます)。
利子と税金
・預貯金の利子は、利子所得として課税され、20.315%(所得税15%/復興特別所得税0.315%/住民税5%)の源泉分離課税1となる。
- 源泉分離課税:他の所得とは分離されて、一定の税率で税金が徴収されて納税が完了する課税方式で、勝手に課税されて徴収され、ほかの所得と通算もされないので確定申告の対象とならない。 ↩︎
銀行の金融商品
通常の銀行の主な金融商品
・流動性預金は満期がなくいつでも出し入れが可能な金融商品で、定期性預金は満期のある金融商品。

ゆうちょ銀行の主な金融商品
・ゆうちょ銀行の預け入れ限度額は2600万円(通常貯金1300万円/定期性貯金1300万円)である。

コメント
複利があるから、資産は雪だるま式に増えていきます。かの有名なアインシュタインも「複利は人類最大の発明」と述べており、資産運用において最も大事な概念です。
ちなみに、過去30年の米国S&P500の円建てベースでの平均利回りは8%であるため、今後も米国の成長が続くとするのであればS&P500に連動するインデックスファンド(eMAXIS slim S&P500など)に投資すれば、毎月5万円の積立を30年間行うことで以下のようになります(投資元本の4倍まで資産が増えています)。

この章では意外とスーパー定期が問題に良く出てきます。預入期間は3年以上の場合の、単利or半年複利の中で半年複利を選べるのは”個人”のみです。

コメント