◆ 決算ハイライト
AGCの2025年12月期第1四半期決算は、売上高4,996億円(前年同期比+0.2%)、営業利益258億円(同+7.0%)、親会社の所有者に帰属する四半期純利益は66億円(前年同期は210億円の赤字)と増収・黒字転換を達成しました。ロシア事業の譲渡に伴う損失剥落や収益改善施策が奏功しました。
セグメント別では、「電子」部門が液晶ディスプレイ用ガラスや半導体関連部材の出荷増で売上867億円(同+5.0%)、営業利益140億円(同+94.4%)と大きく貢献しました。「オートモーティブ」部門も価格政策効果と品種構成の改善で売上高1,287億円(同+3.7%)、営業利益77億円(同+61.5%)と好調でした。
一方、「建築ガラス」は販売価格下落とロシア事業の影響で減収減益、「化学品」もエッセンシャルケミカルズの設備修繕による出荷減少で減益となりました。ライフサイエンスは前年の一時収入剥落と米国ボルダー工場の不具合により赤字が継続しています。
為替の影響(円安)や収益改善施策に支えられ、全体としては堅調な回復基調を示しました。
◆ 次期見通し
AGCは2025年12月期通期の見通しを据え置いており、売上高2兆1,500億円(前年比+4.0%)、営業利益1,500億円(同+19.2%)、親会社に帰属する当期純利益は800億円を計画しています。戦略事業であるエレクトロニクスやモビリティ、ライフサイエンス領域の伸長に期待しつつも、オートモーティブ・電子製品は米中摩擦による米国関税の影響など不透明要因も残ります。
全体としては、収益改善策の定着や価格政策の継続、成長分野への投資によって、営業利益率の改善(前年6.1%→今期7.0%)とROE5.6%(前年-6.5%)を見込んでいます。
◆ 配当方針
2025年12月期の配当金は、前年同様の**年間210円(中間105円・期末105円)**を予定しており、配当方針に変更はありません。
◆ HTML形式の業績比較表
| 項目 | 2024年12月期1Q | 2025年12月期1Q | 2025年通期予想 |
|---|---|---|---|
| 売上高(億円) | 4,987 | 4,996 | 21,500 |
| 営業利益(億円) | 241 | 258 | 1,500 |
| 当期純利益(億円) | ▲210 | 66 | 800 |
| 1株当たり利益(円) | ▲98.90 | 31.35 | 377.43 |
| 年間配当(円) | 210 | 210(予定) | 210(予定) |
◆ 投資判断のための強みと弱み
強み
- 電子部材・半導体向けの需要堅調で利益率が高い
- モビリティ・ライフサイエンスなど成長分野への投資を継続
- 高水準の配当(年間210円)を維持しており、安定的な還元姿勢
弱み
- 建築ガラスやエッセンシャルケミカルズは市況や原燃料価格に影響を受けやすい
- 米国関税や為替変動、欧州景気など外部リスクが大きい
コメント
上記はAIまとめです。
配当方針にも変わりなく、大きな問題は無かったと思います。

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