3-6 投資信託

ファイナンシャルプランナー

投資信託の基本

・投資信託とは、多数の投資家から資金を集めて1つの基金とし、この基金を運用の専門家が株式や不動産などに分散投資をして、そこで得た利益を投資家に配分する仕組みの金融商品。

・以下の特徴がある。
 小口投資が可能
 専門家が投資、運用する
 元本は保証されていない

投資信託に関する用語の説明

ファンド:運用資金のこと。一般的には投資信託の商品を指すことが多い。
基準価額:投資信託1口あたりの時価。
目論見書:ファンドの説明書。ファンドの目的・特色・投資の方針・投資のリスク・手続きなどが記載されている書類。
運用報告書:運用実績や運用状況などが記載されている書類。

投資信託の仕組み

投資信託の仕組み

・投資信託には、会社型契約型がある。

・日本の投資信託はほとんどが契約型のため、ここでは契約型投資信託の仕組みを説明。

・契約型投資信託とは、運用会社(ファンドの委託者)と信託銀行等(ファンドの受託者)が信託契約を結ぶ形態の投資信託をいう。

⒈ 販売会社(証券会社・銀行・保険会社など)は、投資信託の募集・販売を行い、投資家から資金を集める。
⒉ 委託者(運用会社)は、1で集めた資金をもとにファンドを組み、受託者(信託銀行など)に対して運用の指図を行う。
⒊ 受託者(信託銀行)は、委託者(運用会社)の指図をもとに、受託した資金を株式などに投資して、資金の管理を行う。
⒋ 運用によって得られた収益(分配金・償還金)は、最終的に投資家へ配分される。

投資信託のコスト

・投資信託に投資する際に、投資家が負担するコストには、次のようなものがある。

購入時手数料
・購入時に、販売会社に支払う手数料。

・購入時手数料がないファンド(ノーロード)もある。

・同じ投資信託でも、販売会社によって購入時手数料が異なる。

運用管理費用(信託報酬)
・販売会社や委託者(運用会社)、受託者(信託銀行等)のそれぞれの業務に対する手間費。

・信託財産から日々差し引かれる。

信託財産留保額】
・中途換金時に徴収される手数料。

・中途解約した投資家の換金代金から差し引かれる。

投資信託の中途換金方法

・投資信託の中途換金方法には、解約請求買取請求の2つがある。

 解約請求:投資家が委託者(運用会社)に直接、解約を請求する方法。
 買取請求:投資家が販売会社に受益証券を買い取ってもらう(売却する)方法。

投資信託の分類

投資信託の分類

《投資対象による分類》
公社債投資信託:株式を一切組み入れないで運用する投資信託
 ※株式の組み入れができない投資信託。

株式投資信託:株式を組み入れて運用できる投資信託

SKReo
SKReo

株式投資信託は、株式の組み込みが”可能”なだけであり、必ずしも株式を組み込む必要はありません。

《購入時期による分類》
追加型(オープン型):いつでも購入できる投資信託

単位型(ユニット型):募集期間中だけ購入できる投資信託

《解約の可否による分類》
オープンエンド型:いつでも解約できる投資信託

クローズドエンド型:解約できない投資信託(換金するときは市場で売却する)

【運用スタイルによる分類】
《インデックス運用(パッシブ運用)》
・ベンチマークに連動した運用成果を目標とする運用スタイル

《アクティブ運用》
・ベンチマークを上回る運用成果を目標とする運用スタイル

・さらに以下の投資スタイルがある。

トップダウン・アプローチ:マクロ的な投資環境(経済・金利・為替など)を予測し、資産配分や投資する業種を決定した後、個別銘柄を選ぶスタイル
ボトムアップ・アプローチ:個別企業の調査・分析から、投資対象を決定するスタイル

グロース型:将来的に成長が見込める銘柄に投資するスタイル
バリュー型:企業の利益や資産などから判断して、割安と思われる銘柄に投資するスタイル

MRF/MMF

・主な公社債投信信託には、MRF/MMFがある。

・MRFはいつでもペナルティ無しで解約できる。

・投資信託なので元本保証はなし

・また、日々収益が計上され、その収益は月末にまとめて再投資される。

上場している投資信託

・上場している投資信託には、ETFや上場不動産投資信託(J-REIT)などがある。

《ETF》
・日経平均株価やTOPIXなどの指数に連動するように運用される投資信託。

《上場不動産投資信託(J-REIT)》
・投資家から集めた資金を不動産に投資して、そこから得られた利益を投資家に分配する投資信託。

トータルリターン通知制度

・販売会社は投資家に対し、年1回以上トータルリターンを通知することが義務付けられている。

コメント

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過去問

2023/05月 学科試験
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正解は③です。割安な銘柄を「買って」、割高な銘柄を「売って」収益の確保を目指すのが、マーケット・ニュートラル運用です。常識的に考えても、割安な銘柄を「売って(更に割安になることに期待して)」、割高な銘柄を「買う(更に割高になることに期待する)」やり方はリスクが高すぎです。

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